映画『MISSING ACE』

『ブレイド』の映画を見て参りました。
ということで、感想です。
なお、一部ネタバレっぽい内容もありますので、まだ見ていない方は、ご注意下さい。

まず、冒頭の剣崎と相川の対決シーンがめちゃかっこ良くてリキ入ってて、見てて「うわーっ」って感じでした。相川のジョーカーとしての本当の姿もここで初登場です。でも、あれって原型はなんなんでしょうね。私は勝手にカミキリムシ? とか訳のわからないことを考えておりましたが(笑)。
それから、やっぱりかっこよかったのが、カリスが封印を解かれて初めて登場するシーンですね。
私的にはほんとに真打登場! って感じでした。いつもの弓矢は使わなかったですが、そのかわり、肉弾戦って感じで、かっこよかったです。
にしても、このあたりを見ていて、つくづくと私は相川だけではなく、カリスそのもの好きなんだな〜と思いました。たしかに、ブレイドもギャレンもレンゲルもそれぞれかっこいいとは思うんですよ。また、新しい三人のライダーたちも、デザイン的には面白いと思います。頭の部分が、横から見ると「A」の字になっているあたりとかね。……でも、やっぱり一番かっこいいv と思うのはカリスなんです。
テレビで初めて登場した時にも、同じような感想を持ちましたけど……。
何がどう、そんなに私の視覚的ツボに訴えかけて来るのかなと考えてみるに、たとえば、「黒」がベースになった全体の色だとか、あの赤いハート型の目だとか、頭のV字型の触角だとか……にあるらしいのです。が、なぜどうしてそれがそんなにツボなのか? と問われると返事に困ってしまいます(笑)。
かっこいいものは、かっこいい……としか。
ところで、デザインといえば、今回の敵の黒幕だったアルビノジョーカーは、なんとなくどっかで見たようなデザインだな〜という感じがしてしかたがありませんでした。基本ラインはジョーカーと同じなんだろうなとは思うんですが、あの顔のところの赤いグラス部分が妙に、私の記憶を刺激するんです。が、何に似てるんだか、思い出せません(^^; ちょっともどかしいですね。

あと、コメディっぽいシーンが多かったのが、今回の映画の魅力の一つかなと思います。
一番笑えたのは、睦月が面接を受けているシーンですね。面接官が泉政行さんと村井克行さんでした。そして、面接に来ている睦月そっちのけで、二人でケンカし始めてしまうという……(^^;
『新・科捜研の女』の時の「乾」という役名と同じような、意図的なものを感じました、東映さん(笑)。
それから、デパートでの天音ちゃんたち女子高生三人と警備員たちの追いかけっこも笑えましたね。
ちなみに、この警備員は、『555』で海堂役をやっていた唐橋さんだったようですが、画面ではわかりませんでした。帽子かぶってるし、顔つきとかが全然違うんですもの(^^;

最後も良かったですし、ある意味ではこの映画は、天音ちゃんと相川のお話なんだな〜という気も見終わってしました。
ただ、あの最後の方で出て来た巨大なアレはちょっと……(^^; と思いましたが。
何か、ゲームのラスボスって感じですよ、あれ。っていうか、戦隊シリーズなら許せても、『仮面ライダー』で敵が巨大化するのは、やめてほしかったな〜と。
まあ、「奇跡」で仮面ライダー自体が巨大化しちゃうようなことも平気でやってしまうわけですから……古代の神秘ってことなのか〜と思わなくもないですけれども。それに、デザイン自体は悪くなかったですが。

ところで、帰って来てからパンフレットを読んでいたら、役者さんたちは皆、映画とテレビは別物と考えているようで。いや、私もやっぱりそう思いたいかな〜という感じです。
冒頭の相川と剣崎との戦いはあるかもしれないけど、でも、私は天音ちゃんにも『犬夜叉』のりんのように、選ぶ自由をあげてほしいとなんだか思うんですよね。
たしかに、りんと天音ちゃんとでは、周囲の環境も違うし、きっと天音ちゃんは「アンデッドより人間の方が怖い」とは言わないと思います。それでも、私は天音ちゃんには彼をアンデッドだと知って、それでも彼を選んでほしい。りんが、妖怪と知りつつ殺生丸と共に生きることを選んだように。
そんなことをも思いました。
最後にオマケ的話題ですが。
14歳の天音ちゃんを演じた石田未来は、パンフレットによると『あなたの隣に誰かいる』にも出ていたようで。それでふと思い当たったのが、主人公の向かいの家の娘です。ああ、そういえば〜って感じですね。ちょっと驚きました(笑)。

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