ドラマ『名探偵ミタライ・傘を折る女』

昨夜は、島田荘司さんの書かれる名探偵・御手洗潔を主人公としたドラマ『名探偵ミタライ・傘を折る女』の放送がありまして、見ました。
いや、なかなか面白かったです。
ドラマ自体は読んだことのない作品を元にしたものだったので、どう違うのか、どう同じなのかわからないのですが。
何より御手洗さんが、いかにもらしくてよかったです。石岡くんとのやりとりも、原作を彷彿とさせてくれましたし。

短編はそこそこ数あると思うので、毎週放送してくれればいいのになあと、ちょっと思ったことです。
刑事たち二人も、悪くない感じだったし。

それはそうと、原作では御手洗さん、日本に戻って来ているのかなあとドラマを見ていて、思いました。
私が読んだことのある分では、基本、短編は御手洗さんが日本にいた時の――つまりは、昔あった事件って形になっていたのですよね。
昨夜のドラマは、「今の日本」が舞台だったように見えました。が、それはドラマ化するための便宜上のものかもしれないし。
アニメの『寄生獣』とかでも、そうじゃないですか。
本当は、パソコンも携帯電話もない時代の作品だけど、アニメでは舞台を現代にしてあるので、そういうものがフツーに出て来る。
それと同じで、原作では2000年より前の事件でも、ドラマ化にあたって現代にしてあるのかも、なので。
まあ、このあたりは、原作の『傘を折る女』を読めばわかることでしょうけれど。
私的には、日本に戻って来ているんならいいなあと思います。

そんなわけで、楽しく見つつも、久しぶりに原作を読みたくなったドラマでした。


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