書きたい書きたいと思いつつ、時間がなくて書けていなかった、『ニーアオートマタ』のプレイ動画の感想です。
ゲーム『ニーアオートマタ』は、遠い未来の地球で、異星人によって送り込まれた機械生命体と戦うアンドロイドたちの物語です。
前作『ニーアレプリカント/ゲシュタルト』のはるかな未来ということらしく、その設定を引いて来ているらしいのですが、前作を知らなくても、充分楽しめる内容でした。
何より、舞台と音楽が素晴らしいです。
舞台となるのは、廃墟の都市や森、砂漠でして、廃墟好きにはたまらないシチュエーションです。
緑に埋もれる倒壊したビルに廃工場、砂に埋もれたコンクリートのマンション群。森に飲まれているような古城。そして、地下の空洞。
そうした場所を、黒いゴシックドレスの少女と黒いゴシックスーツの少年が、巨大な剣や槍を武器にして機械生命体たちと戦うのです。
いやもう、その絵面だけで、うっとりとわくわくが同時に来てしまいます。
特に、砂漠のコンクリートの建物群は、ちょっと軍艦島を思い出させて、見ててうわ~って感じでした。
しかも、そこに流れる音楽がまた、哀調を帯びたドラマチックな楽曲ばかりで。
ですが、このゲームの素敵なところはそればかりではなく。
ストーリーも私にとっては、かなり好みのものでした。
ゲームは、3周することで、本当のエンディングが見られる作りになっています。
1周目はゴシックドレスの少女・2B(トゥービー)が主人公で、いろんなエンディングがあるのですが、とりあえずゲームオーバーしなければ、ハッピーエンドになるようです。
メインクエストの他にサブクエストがあったり、釣りを楽しむこともできて、このあたりを見ている時は、私、自分がやっているオンラインゲーム『マビノギ』を想起したりしました(いやまあ、世界観は全然違いますが)。
2周目は、2Bの相棒の少年・9S(ナインエス)が主人公になります。
1周目でやったメインクエストを、今度は彼の視点から楽しむことができるようです。
とはいえ、まったく同じわけではなく、各ステージのボスたちの裏の事情が描かれたり、月に逃れたはずの人類についての秘密が明らかになったり……と、じわじわとダークな部分が見え始めます。
ただ、基本の流れは同じなので、これも最後はハッピーエンドになります。
そして3周目。事態は一気に動きます。
主人公たちの所属するヨルハ部隊は、機械生命体に総攻撃をかけることになるのです。
ちなみに、3周目は9Sと、ヨルハ部隊からは指名手配されている少女・A2(エーツー)が主人公となります。
3周目、9Sはある理由から、精神的に徐々に壊れて行くのですが、その状態が見ていて胸が痛くなるほどで……動画を見ながら、いったいどうなるんだろうと、ずっとドキドキ、シクシクしっぱなしでした。
最後は……ハッピーエンドだと思います。
動画のコメントで、「何もかもなくなっちゃったのに、どうするの~?」といった趣旨のことを書いている人もいましたし、たしかに、また戦い続けるのかしら……と思わなくもないですが。
でも、やっぱり死んで終わるのよりは、生きている方がいいと私は思うので……ハッピーエンドかなあと。
最後の、ユーザーへの選択肢もすごいと思いましたが……それはネタバレになるので、ここでは書きません。
なんにしても、すごいゲームだと思いました。
で、あまりの素敵さに、AmazonでサントラCDを予約した私ですが……PC版のゲームも買っちゃいました(;^ω^)
そちらで、この3周目のエンディングを見られるのはいつのことになるかわかりませんが……その時にはまた、感想など書きたいと思っています。
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