6月に読んだ本

遅ればせながら、6月に読んだ本について書きます。

■小説
 『グイン・サーガ95巻 ドールの子』 栗本薫

■マンガ
 『愛しく冷たい君』 安曇もか
 『最後のドアを閉めろ!』2巻 山田ユギ
 『中国(チャイナ)の鳥』 波津彬子
 『宗像教授伝奇考』(文庫)6巻 星野之宣
 『陰陽師アンソロジー・紫龍之巻』 かんべあきら他
 『辻占売』3巻 池田さとみ

以上です。
6月は、あまり小説が読めませんでした(^^;
ところで、その唯一読んだ小説の、グイン・サーガ95巻ですが……読んでいる最中にあちこちで見かけた感想では、何か、あんまり評判がよくありませんね。
私も、オクタヴィアのマリウスに関する発言には、ちょっとびっくりしましたけど……でも、往々にして大恋愛の末に結ばれた夫婦って、こんなものかもしれません。
それよりも私が気になっているのは、シルヴィアのことです。ハゾスたちは、彼女を悪いように言うけれど、でも、傷ついて帰国した彼女の心のケアを、誰もしようとしなかったのだから、彼女が精神的に壊れてしまったとしても、しかたがないんじゃないのかと思います。
それに、もしもアモンによってつながれた夢の回廊でのグインとの会話が本物で、彼女の方にもその記憶があるなら、彼女が絶望してしまったとしても、無理はないと思います。
私自身、あの90巻での「きさまは幻だ。シルヴィアじゃない」というグインの台詞を読んだ時には、本当に思いましたもの。グインであっても、これが限界なのかと。

本当は、帰国後のシルヴィアのケアを、マリウスにさせるべきだったと、私は思います。彼なら、同じ体験を経ている上に、音楽という癒しの技を持っていますから。それに、そうすればマリウス自身も、ケイロニア宮廷の中でちゃんと一芸に秀でた存在として認められていただろうにとも思いますし。

マンガの方は、どれもそれぞれにいいのですが、じわっと心に染み入って来るのは、波津さんの『中国(チャイナ)の鳥』でしょうか。あと、『辻占売』の3巻は、泣けます。特に、最初に載っているお話が、じんと来ました。
そして、圧巻はやはり『宗像教授〜』でしょう。
ところで、この話、宗像さんが樺太に渡っちゃったら、終わりなのかなと思っていたら、今月も続きが出るようです。

ということで、先月読んだ本&マンガの感想でした。

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