本日のブレイド(36話)

まずは、剣崎がかっこ良かったですv
相川ファンの私ですが、それでも見ていて「やっぱり主役は剣崎なんだな〜」と思いましたね。どのあたりにっていうと、羽美が「ヒーローなんていない、誰も助けてくれない」って、あの広瀬父の造ったアンデッドに捕らわれながら言うのへ、「たしかにヒーローなんていない。だから俺は人間を守りたいんだ!」って返すあたりとか、ですね。
なんとなく、あの言葉には「そうか、なるほど」という感じでした。
たしかに、現実の中でもふと、「ここで誰か、助けをさしのべてくれる人がいれば」と思うことってあるし、本当に自分一人の力ではどうにもならないことって、たくさんあります。でも、そんな時でも都合よく誰かが助けてくれることなんて、本当に少ないですものね。
けど、剣崎の考え方っていうのは、そこで絶望したりいじけたりするのではなく、「だから、自分でなんとかするしかないんだ」というすごく前向きのものなんだなあと。
そして、ここで対比するのもどうかと思うけど、たぶん、そこの違いが橘が主人公=ヒーローになれない理由なんだろうなと、ふと思いました。
「運命に負けたくないんだ!」という剣崎の叫びは、まさに、彼の生き方そのものかも、という気がするし、そんなふうに思っている彼だからこそ、同じように運命と戦っている相川に共感し、信頼したのかもなあという気もしたりします。
まあ、「運命の流れに乗って、逆らわずにそれに巻き込まれてみる」のも生き方の一つだ、とは思いますが。……いっそ、橘もそこまで達観しているのなら、潔いとも思うんですが。最初ほどではないものの、今も彼は、あんまり自分がただ流されているだけっぽいあたりの自覚がないように思います。
更にいえば、剣崎への嫉妬や羨望も、はっきり自分の中で認めてしまえば、いっそコントロールしやすいのじゃないのかなあという気が。
まあ、そこが橘の橘たるゆえんだろうから……しかたないですけれどもね。

一方、情けないのは睦月ですね。
まあ、17なんだから、しかたないかという気もしますが(笑)。
にしても、カード集めに夢中な上に、自分と相手の力の差すら冷静に認められないとは。たしかに、あのかっこいい姐御のアンデッドに説教されてもしかたないでしょう。
ところで、姐御の本体はなんなんでしょう? 虎……かな? どっちにしても、かっこいいですv

そしてそして、問題の相川は。
やっと、カリスのカードを取り戻して人間の姿でいることに成功したものの……ハカランダを前にして背を向けなければならないとは。しかも、この時、虎太郎に言っていたとおり、ほんとにジョーカーになった彼は、天音ちゃんのことがわからないみたいです(TT)
ああ……ほんとに、どうなっちゃうんでしょうか。
次回予告では、新たなフォームになっているっぽかったですが。
あの、ハカランダの建物が見えて来た時の、相川のうれしそうな顔が、今思い出しても痛々しいです。
彼にとっては、本当に天音ちゃんと遥香さんのところが、自分の「帰るべき場所」なんだなあとも思いましたし。
ちなみに、今の『ブレイド』の脚本って、あの『鋼の錬金術師』の人なんですよね。
エドとアルが離れ離れなのは、生きてただけマシか、としか思わなかったけど、相川がこのままっていうのは嫌です〜。早く、天音ちゃんたちの元へ帰れるようにしてほしい、そう切に祈ります。
……ということで、来週こそは天音ちゃんの傍で笑っている相川が見れますように。

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