先日、Twitterで『小説家になろう』のアカウントを突然削除されてしまったという方が、アップしていた作品が全部消えてしまった――と嘆いていたのを見ました。
その時に、今の人たちはローカルに作品を残しておかないのか……とすごくびっくりしたわけですが。
タイムラインに流れて来た意見では、スマホで書いていたり、そもそもバックアップを取る習慣がなかったりするのかも……というのがありまして、なるほどなあ…と思った次第です。
で、昨日突然、昔ながらのバックアップ方法とかをネットに上げておけば、そういう若い人たちの役に立つんじゃなかろうか……と思いつきまして。
これから少し、そうしたことを書いてみたいと思います。
【事前の予防策】
投稿サイト以外にバックアップを置いておく。
まあ、これ以外にはないんじゃないかと思います。
で、バックアップを置く場所ですが。
1)自分のPCに保存
PCの中に専用フォルダを作って溜めて行く方法です。
他のメーカーはわかりませんがNECのパソコンだと、ドライブが二つに分かれているので、Dドライブに保存しておけば、万が一Cドライブに何かあった時も破損は免れる可能性が高いです。
2)外部メディアに保存
USBメモリーとかSDカードとか、そういうものに保存する方法です。
3)クラウドに保存
ワンドライブとか、グーグルドライブなどのクラウド上に保存する方法です。
これだとスマホだけで投稿している場合も使えます。
また、今日たまたまTwitterで見たのですが、万が一、クラウド上のデータが消えても、PCに同期させたデータをネットの接続を切った上で別フォルダに退避させれば、PC上にはデータが残ります。
4)他の投稿サイトにも同じ作品を置いておく
自分のメイン以外の投稿サイトを、いわばミラーサイトとして使う方法です。
これだと、アカウントは消えても、作品自体が消失することはないといえます。
5)印刷しておく
作品の量によっては物理的に大変かもしれませんし、改めてPCなりスマホなりに入力してからネットに上げるという手間が必要になりますが……こういう方法もあるよということで、紹介しておきます。
【作品が失われてしまったら】
この場合、archivesを利用するという方法があります。
ただ、自分で試してみたところ、どうも投稿サイトの作品ページは探せないっぽいです。
検索するには、URLが必要なのですが、自分の作品のURLとか記憶している人って少ないのでは? と思いますし、作者ページのURLでの検索だと、そのページそのものは出て来るけれど、そこから作品がリンクされていません(リンクをクリックしても、作品ページが出て来ません)。
ちなみに、有料無料を問わず、サイトスペース(サーバー)にHTMLで書かれたサイトの場合は、トップページのURLで検索して作品を探すことが可能です。
私はこの方法で、何年も前にサイトにアップしてあった今は下げてある作品を全文サルベージしたことがあります。
ただ、投稿サイトを使っている方の多くは、こうした自分のサイトは持っていないだろうと思われますので(特に若い方は)、あとは読者の方から作品の提供を募るとかしか、方法がないかもしれません。
『小説家になろう』の場合、PDFでダウンロードできる機能もあるので、読者の中にはもしかしたら、作品をダウンロードしている方もあるかもですし。
以上です。
心構えとしては、
『自分が管理していないサイト上にあるものは、いつ消えてもおかしくない』
ぐらいに考えて、常にバックアップを取ることを習慣にしておくといいのかもしれませんね。
それでは、この文章が少しでも参考になれば、幸いです。
舞台『音楽劇ヨルハVer.1.2』
昨夜、ニコ生中継にて舞台『音楽劇ヨルハVer.1.2』を見ましたので、その感想を書きたいと思います。
こちらもタイトルからわかるとおり(?)、先日の舞台『少年ヨルハ』と元は同じで、ゲーム『ニーアオートマタ』関連のものです。
といっても、こちらは実はゲームより先でして、むしろこの舞台を元にしてゲームが造られた、に近い部分があるようです。
ちなみに、こちらの舞台の内容は、ゲームに登場するキャラクター、A2の過去話になります。
ということで、あらすじです。
遠い未来、地球は異星人の侵略を受け、人類は月に逃れており、地上にはアンドロイドたちがいて、異星人が造った機械生命体たちと戦っています。
そんな中、戦闘に特化したヨルハ型と呼ばれる新型機が造られ、衛星基地バンカーから地上への降下作戦を実施します。
でも、無事に地球に降りられたのは、二号、四号、十六号、二十一号の四人だけ。
彼女たちは、地上で出会ったレジスタンスたちと協力して、機械生命体のサーバーを破壊する作戦を実行するのですが……。
一応、ざっくりした内容はゲーム内でも出て来ますし、小説版の短編集にも載せられていたので、知っていました。
ですが、2時間30分、本当に目の離せない舞台で、いやもう、すごいの一言でした。
まず、タームαとタームβの二人が、めっちゃ怖かったです。
ゲームの方で登場するN2より怖い感じで、冒頭からすでに戦きまくりです。
次におお~っと思ったのは、ヨルハたちの衣装ですね。
ゲーム中の2Bのコスチュームを元にしたデザインではあるんですけど、スカートのひらひらが、すごく可愛かったですv
主人公の二号の外見は、モロに2Bって感じで、しかも演じているのが2Bの声をやった石川由衣さんなものだから、パッと見は本当に2Bなんですよね。
でも、動くとやっぱり二号で。
2Bでも、私たちの知ってるA2でもない。
本当に、ごくフツーの女の子って感じで。
それが、次第にヨルハたちのリーダーとして目覚めて行って、最後にはA2になる……というのが、なんとも。
レジスタンスのリーダー、ローズは、二号にとっては、リーダーとしての先輩というか、「リーダーとはこういうもの」と教えてくれた人物だったのかな~と見ていて思いました。
にしても、最後のところの、指をクイクイ(挑発)は、見た途端に「うわ、A2だ!」って思いましたよ、本当に。
今回の舞台は音楽劇ということで、二号、四号、二十一号の三人が、ゲーム内では造語の歌詞の付いている曲を、それぞれ新しい日本語の歌詞で歌いました。
さすがに三人とも歌が上手いうえに、それぞれシーンに合っていて、もうめちゃくちゃよかったです。
特に、二十一号のシーンはどうなるかを(小説を読んで)知っていただけに、もう、見ててうわ~って感じでした。
あと、ゲームの方の曲を歌っていたエミ・エヴァンスさんと河野満里奈さんの二人も出演していて、ところどころで歌を披露。
これも、芝居部分からのつながりがすごくスムーズで、いい感じでした。
エンディングの曲のところは、スクリーンの映像がゲーム内のもの(テロップはこの舞台のものでしたが)だったもので、見ていて「まるでBエンドみたいじゃないか~」とちょっと思ったりしましたが、内容的にはBエンドよりヒドイという気が……(;^ω^)
ヒドイといえば、今回の新キャラ、デイジー。
ヨルハたちとレジスタンスの面々が仲良くなって行く過程では、なごませ役というか、お笑い担当っぽい感じだったのに、最後の最後で、防御型だったがために生き残ってしまい、しかも、タームの二人に利用されてしまうという成り行きに。
……まあ、二号とアネモネ以外は全員死亡だったはずなのに、デイジーが生きてて、「これは絶対、何かあるよな」とは思いましたけど。
あと、ガーベラは見ていて、ゲームの方に登場するジャッカスみたいだよな~と思いました。
彼女も、前半ではなごませ役というか、笑わせ役だった気がします。
ところで、このころはまだ司令官は人類が実は滅んでしまっているってことを知らなかったんでしょうか。
人類会議にヨルハたちへの援軍要請を断られて苦悩するシーンがあったわけですが。
シーンそのものはすごく、司令官の心情が知れてよかったな~と思いましたが、そこがちょっと疑問でした。
まあ、舞台の設定としては「人類は月に逃れている」ことになっているので、それに沿ったやりとりってことだったのかもしれませんが。
そして、最後の方で、オペレーターのヨツバとフタバが再フォーマットされるあたりは、人類会議の非情さをまざまざと見せつけられるのでした。
ともあれ、2時間半があっという間の舞台でした。
まだタイムシフトがあるので、もう1回見ようとは思ってますが、時間があって集中して見られる日を選ばないとな~と思ってます。
あと、アフタートークが放送されなかったのは、残念でした。
出演者のリスト見て、ヨコオさんと斎藤さんが出るんだ~と楽しみにしてたんですが。
ブルーレイの方に、特典映像とかでこれも入れてもらえるといいんですけどね~。
こちらもタイトルからわかるとおり(?)、先日の舞台『少年ヨルハ』と元は同じで、ゲーム『ニーアオートマタ』関連のものです。
といっても、こちらは実はゲームより先でして、むしろこの舞台を元にしてゲームが造られた、に近い部分があるようです。
ちなみに、こちらの舞台の内容は、ゲームに登場するキャラクター、A2の過去話になります。
ということで、あらすじです。
遠い未来、地球は異星人の侵略を受け、人類は月に逃れており、地上にはアンドロイドたちがいて、異星人が造った機械生命体たちと戦っています。
そんな中、戦闘に特化したヨルハ型と呼ばれる新型機が造られ、衛星基地バンカーから地上への降下作戦を実施します。
でも、無事に地球に降りられたのは、二号、四号、十六号、二十一号の四人だけ。
彼女たちは、地上で出会ったレジスタンスたちと協力して、機械生命体のサーバーを破壊する作戦を実行するのですが……。
一応、ざっくりした内容はゲーム内でも出て来ますし、小説版の短編集にも載せられていたので、知っていました。
ですが、2時間30分、本当に目の離せない舞台で、いやもう、すごいの一言でした。
まず、タームαとタームβの二人が、めっちゃ怖かったです。
ゲームの方で登場するN2より怖い感じで、冒頭からすでに戦きまくりです。
次におお~っと思ったのは、ヨルハたちの衣装ですね。
ゲーム中の2Bのコスチュームを元にしたデザインではあるんですけど、スカートのひらひらが、すごく可愛かったですv
主人公の二号の外見は、モロに2Bって感じで、しかも演じているのが2Bの声をやった石川由衣さんなものだから、パッと見は本当に2Bなんですよね。
でも、動くとやっぱり二号で。
2Bでも、私たちの知ってるA2でもない。
本当に、ごくフツーの女の子って感じで。
それが、次第にヨルハたちのリーダーとして目覚めて行って、最後にはA2になる……というのが、なんとも。
レジスタンスのリーダー、ローズは、二号にとっては、リーダーとしての先輩というか、「リーダーとはこういうもの」と教えてくれた人物だったのかな~と見ていて思いました。
にしても、最後のところの、指をクイクイ(挑発)は、見た途端に「うわ、A2だ!」って思いましたよ、本当に。
今回の舞台は音楽劇ということで、二号、四号、二十一号の三人が、ゲーム内では造語の歌詞の付いている曲を、それぞれ新しい日本語の歌詞で歌いました。
さすがに三人とも歌が上手いうえに、それぞれシーンに合っていて、もうめちゃくちゃよかったです。
特に、二十一号のシーンはどうなるかを(小説を読んで)知っていただけに、もう、見ててうわ~って感じでした。
あと、ゲームの方の曲を歌っていたエミ・エヴァンスさんと河野満里奈さんの二人も出演していて、ところどころで歌を披露。
これも、芝居部分からのつながりがすごくスムーズで、いい感じでした。
エンディングの曲のところは、スクリーンの映像がゲーム内のもの(テロップはこの舞台のものでしたが)だったもので、見ていて「まるでBエンドみたいじゃないか~」とちょっと思ったりしましたが、内容的にはBエンドよりヒドイという気が……(;^ω^)
ヒドイといえば、今回の新キャラ、デイジー。
ヨルハたちとレジスタンスの面々が仲良くなって行く過程では、なごませ役というか、お笑い担当っぽい感じだったのに、最後の最後で、防御型だったがために生き残ってしまい、しかも、タームの二人に利用されてしまうという成り行きに。
……まあ、二号とアネモネ以外は全員死亡だったはずなのに、デイジーが生きてて、「これは絶対、何かあるよな」とは思いましたけど。
あと、ガーベラは見ていて、ゲームの方に登場するジャッカスみたいだよな~と思いました。
彼女も、前半ではなごませ役というか、笑わせ役だった気がします。
ところで、このころはまだ司令官は人類が実は滅んでしまっているってことを知らなかったんでしょうか。
人類会議にヨルハたちへの援軍要請を断られて苦悩するシーンがあったわけですが。
シーンそのものはすごく、司令官の心情が知れてよかったな~と思いましたが、そこがちょっと疑問でした。
まあ、舞台の設定としては「人類は月に逃れている」ことになっているので、それに沿ったやりとりってことだったのかもしれませんが。
そして、最後の方で、オペレーターのヨツバとフタバが再フォーマットされるあたりは、人類会議の非情さをまざまざと見せつけられるのでした。
ともあれ、2時間半があっという間の舞台でした。
まだタイムシフトがあるので、もう1回見ようとは思ってますが、時間があって集中して見られる日を選ばないとな~と思ってます。
あと、アフタートークが放送されなかったのは、残念でした。
出演者のリスト見て、ヨコオさんと斎藤さんが出るんだ~と楽しみにしてたんですが。
ブルーレイの方に、特典映像とかでこれも入れてもらえるといいんですけどね~。
舞台『少年ヨルハVer1.0』
昨夜は、ニコニコ生放送にて、舞台『少年ヨルハVer1.0』を見ましたので、その感想を書きたいと思います。
ちなみにこの舞台、昨年発売されたゲーム『ニーアオートマタ』に関連するもので、ゲーム世界の3年前の出来事を描いています。
ということで、ざっくりとあらすじを。
遠い未来、地球は異星人の攻撃を受け、人類は月に避難しており、地上にはアンドロイドたちがいて人類のかわりに、異星人たちが造った機械生命体たちと戦っています。
そんな中、敗戦色の濃い現状を打破するために造られたのが『ヨルハ』と呼ばれる最新機種のアンドロイドたちです。
基本、ヨルハ部隊は女性型が中心なのですが、男性型モデルの投入を考えた人類軍司令部は、少年ばかりのヨルハM部隊を作り、稼働実験をすることになったのでした――。
……というわけで、そのM部隊の少年たちの物語が、この舞台なわけです。
まずは、とにかく圧倒される舞台でした。
少年たちの置かれた状況や、戦闘シーンなどどれを取っても迫力があって、すごかったです。
殊に少年たちそれぞれの個性や関係性は、物語が進み最後になるにしたがって緊迫感が増して行きました。
論理ウイルスに冒されることで、心の中の負の部分を暴露して行く二十一号や三号、もともとの性格が暴走する六号。
そして、自分に課せられた極秘任務に苦しむ二号。
役者さんたちの演技が本当にすごくて、まさに作品の世界に引きずり込まれる感じで。
なんというか、本当にニーアの世界なんだなあ……と見終わったあとに、溜息をつくしかない、怒涛の展開でした。
そんな中、唯一コミカルなシーン担当だったのが、レジスタンスの三人です。
三人ともがすごくいい味を出していたのですが、私的に面白いと感じたのは、ロータスでした。
武器とかプログラムを開発している人なんですが、言ってることとかやってることが、まさに『オタク』で。
機械生命体が勝手に攻撃を始めるプログラムとかを仕込むんですが、敵味方の区別なしに攻撃しちゃう、とかね。
見ていて、思わず笑ってしまいました。
あと、リーダーのカクタスは、すごく臆病なんですが、そうなった事情が途中で語られて……それもまたせつないなあと見ていて思いました。
事前に、シークレットキャストであきやまかおるさんが出る、という話は聞いていたのですが――役柄は、ゲームと同じ153でした。
ポッドが造られる前のシステムの声、ということで。
結局最後にM部隊の生き残りたちに実験の終了と、少年型は全員がスキャナータイプになるということを言い渡したのも、彼女――というか153でした。
最後の展開に、「ああ、なるほど」と思いました。
あと、これは私の想像ですが、たぶんこの時の生き残りたちも処分されて、戦闘やらなんやらのデータを分析したものから9Sたちが造られたんじゃないかなあと。
だって、2BのプロトタイプであるA2のことも、司令部は殺そうとしてますからね。……ってか、そもそもこの舞台の中でも、二号はM部隊を全滅させる命令を下されてるので、生き残りをそのままにしておいてはくれないだろうなと。
見ていて、場面転換がうまいな~とも感じました。
一つのセットの中で、後ろに映し出される画像が変わることで場所が変わって行くのと(この画像は、ゲームで見慣れたもので、なんか懐かしい感じがしました)、あとは照明ですね。
回想シーンは黄色っぽいライトで全体を照らすとか、爆発シーンは背後にあるライトが真っ白になるとか、ウイルス感染シーンはライトが赤くなるとか。
そういう色とか光の強さで状況が描写されていて、そこもうまいな~と思いました。
ともあれ、2時間があっという間でした。
本当に、見られてよかったです。
一応、予約もしてあるので、タイムシフトでも見る予定です。
そしてブルーレイも、発売されたら絶対買おう、と強く思った私なのでした。
ちなみにこの舞台、昨年発売されたゲーム『ニーアオートマタ』に関連するもので、ゲーム世界の3年前の出来事を描いています。
ということで、ざっくりとあらすじを。
遠い未来、地球は異星人の攻撃を受け、人類は月に避難しており、地上にはアンドロイドたちがいて人類のかわりに、異星人たちが造った機械生命体たちと戦っています。
そんな中、敗戦色の濃い現状を打破するために造られたのが『ヨルハ』と呼ばれる最新機種のアンドロイドたちです。
基本、ヨルハ部隊は女性型が中心なのですが、男性型モデルの投入を考えた人類軍司令部は、少年ばかりのヨルハM部隊を作り、稼働実験をすることになったのでした――。
……というわけで、そのM部隊の少年たちの物語が、この舞台なわけです。
まずは、とにかく圧倒される舞台でした。
少年たちの置かれた状況や、戦闘シーンなどどれを取っても迫力があって、すごかったです。
殊に少年たちそれぞれの個性や関係性は、物語が進み最後になるにしたがって緊迫感が増して行きました。
論理ウイルスに冒されることで、心の中の負の部分を暴露して行く二十一号や三号、もともとの性格が暴走する六号。
そして、自分に課せられた極秘任務に苦しむ二号。
役者さんたちの演技が本当にすごくて、まさに作品の世界に引きずり込まれる感じで。
なんというか、本当にニーアの世界なんだなあ……と見終わったあとに、溜息をつくしかない、怒涛の展開でした。
そんな中、唯一コミカルなシーン担当だったのが、レジスタンスの三人です。
三人ともがすごくいい味を出していたのですが、私的に面白いと感じたのは、ロータスでした。
武器とかプログラムを開発している人なんですが、言ってることとかやってることが、まさに『オタク』で。
機械生命体が勝手に攻撃を始めるプログラムとかを仕込むんですが、敵味方の区別なしに攻撃しちゃう、とかね。
見ていて、思わず笑ってしまいました。
あと、リーダーのカクタスは、すごく臆病なんですが、そうなった事情が途中で語られて……それもまたせつないなあと見ていて思いました。
事前に、シークレットキャストであきやまかおるさんが出る、という話は聞いていたのですが――役柄は、ゲームと同じ153でした。
ポッドが造られる前のシステムの声、ということで。
結局最後にM部隊の生き残りたちに実験の終了と、少年型は全員がスキャナータイプになるということを言い渡したのも、彼女――というか153でした。
最後の展開に、「ああ、なるほど」と思いました。
あと、これは私の想像ですが、たぶんこの時の生き残りたちも処分されて、戦闘やらなんやらのデータを分析したものから9Sたちが造られたんじゃないかなあと。
だって、2BのプロトタイプであるA2のことも、司令部は殺そうとしてますからね。……ってか、そもそもこの舞台の中でも、二号はM部隊を全滅させる命令を下されてるので、生き残りをそのままにしておいてはくれないだろうなと。
見ていて、場面転換がうまいな~とも感じました。
一つのセットの中で、後ろに映し出される画像が変わることで場所が変わって行くのと(この画像は、ゲームで見慣れたもので、なんか懐かしい感じがしました)、あとは照明ですね。
回想シーンは黄色っぽいライトで全体を照らすとか、爆発シーンは背後にあるライトが真っ白になるとか、ウイルス感染シーンはライトが赤くなるとか。
そういう色とか光の強さで状況が描写されていて、そこもうまいな~と思いました。
ともあれ、2時間があっという間でした。
本当に、見られてよかったです。
一応、予約もしてあるので、タイムシフトでも見る予定です。
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