ドラマ『大奥 最終章』感想

3月に放送したドラマ『大奥 最終章』。
録画してあったものを、昨日ようやく見ることができたので、感想を書いておきたいと思います。



今回舞台になったのは、八代将軍吉宗の時代です。
主人公は吉宗の側室・久免(くめ)。
吉宗とその母・浄円院と、今は亡き三人の側室が生んだ息子たちに囲まれ、穏やかなくらしを営んでいた久免が、夫が将軍となることで大奥の女たちの世界に生きることになる物語です。

ただ今回は、これまでの『大奥』に較べるとわりとドロドロな部分が少なかった気がします。
天英院にせよ月光院にせよ、将軍の寵を競うという立場ではないので、蹴落とし合いはあくまでも裏でやる、といった感じでした。
とりあえず、一番の見せ場(?)は月光院が催したお茶会の席で、久免がしょっぱいダンゴを食べることを強要されて、三つぐらい自分で口に入れて「おいしゅうございます」みたいに笑って言うシーンでしょうか。
ここは、見ながら『ガラスの仮面』でマヤが舞台上で泥団子を食べるしかなくなる話があったのを思い出しました。
ってか、本当にそんな感じで。
月光院の細かい心理描写がなかったですが、マンガだったら「あのしょっぱいダンゴを、平気で口にするなんて……! おそろしい子……!(白目)」ってなってたかもしれないなあ……なんて思いました。

途中、吉宗は綱吉の養女・竹姫とほのかな恋愛関係になるのですが、二人のやりとりは、すごくよかったです。
婚約者が次々と死んでしまって、江戸城内の離れの御殿で一人寂しく過ごす竹姫と、その彼女に惹かれて行く吉宗。
二人で外に出かけるシーンとかは、見ていてほほえましい感じでした。
ただ、二人が結ばれるわけもなく。
結局、竹姫は吉宗が縁をつないだ薩摩の島津家へと嫁いで行くのでした。
ナレーションによると、ここでの縁によって、のちに篤姫が家定に嫁ぐことになるのだそうです。

今回は、これまでの『大奥』の同窓会的な部分もあったのでしょうか。
以前のへ出ていた役者さんたちが、多く顔を出されてました。
葛山さんは、なんだか久しぶりにお顔を拝見した気がしましたし、北村一樹や谷原章介さんも、それぞれ、イメージに合った役どころで出ておられて、なんだか懐かしかったです。
もちろん、スリーアミーゴスの三人も出てました。
なんか、役職がついて偉くなってましたが、相変わらず「美味でございます~!」は出てましたね(⌒∇⌒)

最後はハッピーエンドで、これはこれでよかったなあと。
ただ、3時間近くあったので、ちょっと見るのがしんどかったですね。

ともあれ、見られてよかったです。

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