ようやくニコ生にて見ましたので、感想を書きます。
『舞台ヨルハver1.3aa』です。
タイムシフトの期間はまだありますので、ネタバレがいやだって方は、ご注意下さい。
さて、あらすじです。
遠い未来、異星人から攻撃を受けた人類は月に逃れ、地球上では異星人たちの兵器である機械生命体と、人類が造ったアンドロイドたちが戦いを続けていました。
そんな中、人類軍の最新機体ヨルハは衛星基地バンカーから、地上のサーバー破壊命令を受けて降下しますが、16機のうち助かったのは4機だけでした。
その4機が地上で戦うレジスタンスたちと協力して作戦遂行を目指すのが、この物語です。
今回は昨年と同じくキャストは男性のみです。
もちろん、昨年のものと完全に内容は同じというわけではありません。
一番変わったのは、アネモネがいなくなって、ジャッカスが入ったところでしょうか。
ジャッカスは、ゲーム『ニーアオートマタ』にて、砂漠の入口にいるレジスタンスメンバーです。
ゲームに登場するオリジナルはもちろん女性で、主人公たちにあれこれと研究の手伝いをしてほしいと持ち掛けて来る、ちょっとオタクっぽいNPC。
例の、アジを食べさせようとするのもこの人です(爆)。
舞台のジャッカスは、オタクっぽい面もありますが、どちらかというと斜に構えたシニカルな感じのキャラクターだと感じました。
セリフの何割かは、昨年のアネモネのものと同じで、また周囲から評価されるセリフも同じなんですが、アネモネよりもジャッカスの方が静的な雰囲気があるなあと見ていて思いました。
なんていうか、ヨルハ部隊や仲間たちを、少し離れた位置から慎重に見ている感じで。
エレベーター前で二十一号を撃ったあとも、アネモネは即座に感情を爆発させたけれど、彼はなんとかいつもどおりシニカルにふるまおうとして、でもふるまえない、感情の揺れを見せていて、そういうところもアネモネとは別人なんだと(いや、別人なんですけど)、感じられてすごくよかったです。
あと、私が見ていておおっ! と思ったのは、赤い少年の不気味さがバージョンアップしていたことですね。
去年も、一人で二人だったのですが(女性版ヨルハでは、タームはαとβで二人だったので)、今年のはその演技が更に研ぎ澄まされていて、不気味さ満載になってたように感じられたのです。
もちろん、機械を使って声を加工したり映像を駆使したりして、彼の不気味さを助長するような演出が随所で行われていたのですが、それ以上に演技がすごかったように感じました。
それから、戦闘シーンは相変わらず迫力があって、かっこよかったです。
アフタートークによると、剣とかが以前よりだいぶ軽くなっているそうですが、それもあって、役者さんたちが動きやすくなり、迫力が増したのかなあとも思いました。
背景の映像も、昨年よりくっきりはっきりきれいになり、ちょっと細かくなっているのか、アップになった時に臨場感がすごくありました。
そしてそして、私の推しである二十一号は、今回もすごく素敵でかっこよくて、でも悲しかったです。
エレベーター前でのウィルスに冒された時の演技が、カクカクしたロボットっぽい動きと、ふっと人間っぽいなめらかな動きに戻る時との対比がほんとにすごくて秀逸で。
もう目が見えてなくて、意識も混濁していて、傍にいるのがジャッカスなのか二号なのかもわからなくなっていて、背後には『オバアチャン』が流れていて――もう、このあたりは、本当に息を止めて見入っていました。
今回も結局、リリイとデイジーが生き残りました。
それから、司令官は昨年どおり、クリーンナップされてしまいましたね。
ただ、自分から申し出たと言っていましたので、なんだろう、このまま作戦を遂行するのが辛すぎて――ということだったのかもしれません。
そしてワカバはそんな司令官について行くつもりのようですが……それは辛くて苦しいものだろうなあと見ていて感じました。
それにしても。
今回もひたすら気持ちを持って行かれてしまって息もつけないような2時間半だったのですが、やっぱり最後のカーテンコールで、悔しいなあと思いました。
だって、本当ならばここ、拍手喝采でみんな迎えられるだろう場面ですから。
千秋楽だったら、何回もアンコールがかかるだろうって思いますよ。
もちろん、画面の向こうではみんな、拍手喝采してるとは思いますけど。
でもやっぱり、新型コロナさえなければ……とは思いましたね。
最後に。
アフタートークのグッズ紹介で、二十一号だけの写真集が出ていることを知って、さっそく購入しました(⌒∇⌒)
今は届くのを待っている状態です。
ちなみに、このアフタートークもなかなか楽しかったです。
裏話っぽいものも聞けたりしましたしね。
ともあれ、見られて本当によかったです。
素晴らしい舞台を、本当にありがとうございました。
以上、感想でした。
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