新しい仕事

27日から、新しい仕事に通っています。
仕事内容自体は、以前と同じスーパーのレジなのですが……いやはや、覚えること多くて、ちょっとひーひー言ってます。

前の職場にはなかった、ポイントカードとかクレジットカード払いなんかがありまして、それがやはり、なかなか頭に入ってくれない~という感じです(^^;
とりあえず、午前中に昨日教わったことを、ノートにまとめていたのですが、かなり忘れてしまっている部分と、しっかり覚えている部分と記憶がまだらで……そのうち、「まだ覚えられないのか」と呆れられたりしないかと、ちょっと心配ですが(^^;

いろいろあって、結局こうして、また同じ職種に再就職したわけですが、今度はただ漫然と仕事をするだけじゃなく、もうちょっと先のこととか、貯蓄のこととかも考えて行きたいと思っています。
あと、仕事についても、初心に返ってぼちぼちとがんばって行きたいなと思います。

ドラマ『神様のベレー帽』

マンガ家の手塚治虫さんのドラマをやるということで、見ました。
すごく面白かったし、よかったです。

ドラマ内で描かれているエピソードは、どれもどっかで読んだ記憶のあるものばかりでしたが(手塚プロに連日、編集者が詰めていて~とか、どんどん依頼を受けてしまう話とか)、それらが現代人の若い女性の視点をプラスして、うまく描かれていたと思います。
一番印象に残ったのは、ようやくラッシュまでこぎつけたアニメの、ブラック・ジャックの登場シーンを全部リテイクにして、進行役の水島くんからどうしてと問われて「ブラック・ジャックは、あんな歩き方はしないんです」と答えるシーンでした。

フツーに考えると、水島くんがキレちゃったとおり、「なんじゃそりゃ」「そんなん知るか」だと思うのです。が、たぶん、手塚さんの頭の中には、ちゃんとブラック・ジャックが生きていて、歩いたりしゃべったりしていて、それをマンガに描いているって感じだったんじゃないかなあと。
こういう感覚は、アマでもプロでも、創作をやっていれば、多少は感じたことのあるものなんじゃないのかと思うんです。ましてや、マンガの神様とさえ言われる人なわけだから、言ってみれば、そういう感覚があって、当然って感じがして――で、見てて、「ああ、そうなんだ~」とすごく納得したというか。

あと、手塚さんが机に向かってマンガを描いているシーンを見ていて、昔テレビで見た棟方志功の制作風景を思い出しました。たしかあれは、ドラマじゃなくて、実際に制作しているところを撮った映像だったと思うのだけど……本当に、あんな感じでした。
なんというか、本当に自分が制作しているものに、全身全霊を込めて一心不乱になっている感じ。
ああいうのを見ると、たしかにこの人たちは、私たちとは違う人間なんだ――って、すごく思いますね。
手塚さんは俗に「マンガの神様」と呼ばれるけれども、ああいうのを見ると、いわゆる「神の器」って存在だったのかなあ、などとも思ったり。

最後の主人公の悟ったことは、うんまあ、それはそのとおりだなとは思いました。
「自分には才能がない」なんてあきらめるのは、それはさすがに早計だろうし、他人を羨んでみても、どうなるものでもなくて、自分は自分のできることを、懸命にやるしかないんだ、とは思います。
でもやっぱ、ああした凄まじくも貪欲なマンガへの制作姿勢は、やっぱ手塚さんだからこそ、だとも思います。まさに、上で書いた「神の器」だからこそ、だと。

ところで、このドラマ、微妙にタイトルと中身が合ってない気がしました。
メインタイトルが『神様のベレー帽』なわけですが、たしかに手塚さんの外見イメージの一番大きなものといったら、ベレー帽だけど、別にそれにまつわるエピソードが中心ってわけじゃないんですよね。
そして、サブタイトルの『ブラック・ジャック制作秘話』についても……あのキャラになるまで、すごく苦労したとか、たとえばアニメの『宇宙戦艦ヤマト』みたいに、本放送はパッとしなかったけど、再放送でめちゃくちゃ人気に……といった感じの話ではなくて。
単純に、『手塚治虫物語』とか『ドラマ・手塚治虫』とかでも、よかったんじゃないかという気がしました。
あと、手塚さんの口癖だという「大丈夫。ぼくにできるんだから、あなたにだってできますよ」も、口癖というわりには、最後の方にしか出て来なくて、ちょっと「口癖」という設定への説得力がなかった気がしました。

でも、それ以外はとても面白くて、最後の方なんて、けっこうぐっと来てしまったりして、楽しく見ることができたドラマでした。

ドラマ『金田一耕介vs明智小五郎』

昨夜はタイトルに引かれて、つい見てしまいました『金田一耕介vs明智小五郎』ですが、せっかくなので、感想を書いてみたいと思います。

まず、テレビ局のオリジナルだと思っていたら、原作があったことにちょっとびっくりでした。
がまあ、どちらにしても、この原作自体読んでないので、そっちはとりあえずスルーするとして、ドラマについてのみ書きます。
見始めてまず思ったのが、金田一さんも明智さんも、なんか軽いな~ってことでした。特に、金田一さんが。役者さんがすごく若いのもあったし、それでなのかなあとも思いましたが。
そして、金田一さん、ダメダメすぎ(^^;
特に最後。
いや、全員を集めて説明するあたりで、なんか妙におちつきすぎているなあとは思ってたのですが……それにしても……という感じです。

金田一さんと明智さん、どっちが好きかといわれると、金田一さんかなあ……と答えるだろう私としては、若いからしようがないのかとは思いつつも、軽くてだめだめな金田一さんっていうのは、なんかちょっとなあ……ではありました。
というかまあ、これは自分の中にあるイメージの問題でもあるのだろう、とは思いますが。
役者さんなら石坂浩二とか古谷一行とか、マンガならJETさんの描く金田一さんという、そういうイメージがあって、昨夜のはそれにあてはまらなかったので、ううむ……となっちゃったんだろう、とは思います。
なのでこれは、たとえば、ドラマの原作になった小説のファンの人とか、もともと金田一さんに対するイメージを何も持ってない人には、問題なかった話だろうとも思いました。

ドラマ全体としては、横溝作品へのオマージュ的な部分が強くて、それはそれで、悪くなかったと思います。
中でも武井咲は、すごく雰囲気もあってよかったと思います。
やっぱ、ヒロインは大事ですよね。
あと、誘拐事件の際に、金田一さんを勘違いさせるトリックがすごいというか、面白かったです。
しかも、このトリックから、ヒロインの「私はずっと一人だった」ってセリフに対して「そうじゃないよ」というふうに持って行くあたりも、上手いなあと思いました。

ただ見ていてちょっと残念だったのは、大阪在住の人々の言葉が微妙だったこと、ですね。
特に、刑事さんたちの発音が。
たとえば「警部」とかの呼びかけとか、聞いていて微妙に違和感を覚えました。
これに関しては、無理にイントネーションを変えようとしなくてもいいのになあ、と思ったことです。

ラストシーンはけっこう楽しい感じで、そこは悪くなかったです。
が、金田一さんをドラマ化するなら、やっぱりもうちょっと雰囲気のある役者さんで、横溝正史原作のものをやってほしいなと思ったことでした。

拍手お礼を、新しくしました。

昨日のサイト改装に引き続き、本日は、拍手お礼を新しくしました。
ほのぼのっぽいBLの短編を、2本アップしています。
昨日、お借りして来たお題を元にしたもので、以前と同じく、ある程度間隔を置いて、新しいものをアップして行く予定にしています。

というわけで、興味ある方はどうぞ、ポチっと押してみて下さいませ。

サイト名変更と、リニューアル

日付的には昨日、サイト名変更とリニューアルを行いました。
「神の眠る星」は、「月光樹の森」と名前が変わりました。

昨年、長期にわたって連載していた「神の眠る星」が終わり、細々と不定期にでも外伝などをアップして行こうかと思っていたものの、結局、今年のはじめに前のサイトにアップしていた短編と、別名でやっていたサイトに置いてあった18禁BL作品を載せることになりました。
そして、夏。
仕事を辞めたのを契機に、いっそサイト名を変えて、昔のサイトで連載していた長編ファンタジーをまた載せてみるかと思い立ちまして、せっせと改装にいそしんでいたものが、ようやく形になったというわけです。

今回、新たにアップしたものは、ほとんどが昔やっていた「世界の背骨」というサイトにて、掲載していたものです。
「黒の王」シリーズについては、6話目からあとは、書き直し及び書き下ろしで、この先サイトに掲載して行くつもりにしています。
また、短編や18禁のBL作品についても、細々とでも更新して行ければいいなと思っています。

あと、今回は長らくなかったリンクページを復活させました。
といっても、今のところはまだ、素材サイトさんとサーチ、それにあちらからリンクして下さっているサイトさんや、自分的に見失いたくないサイトさんのみですが。

それと、肝心の更新についてですが。
まだ求職中ということで、イマイチ先の予定の立て辛い状況なわけですが、以前どおり、月に一度は作品を、短編1、2本程度でもいいから、アップすることができればなと思っております。
一応、「黒の王」シリーズの6話目用の書き直しとか、短編の予定とかも立ててはおりますので、いずれぼちぼちとアップして、元の状態に戻れるよう、がんばりたいです。

というわけで、これからもどうぞ、「神の眠る星」改め「月光樹の森」を、よろしくお願いします。

韓国ドラマ『トキメキ 成均館スキャンダル』

またまた韓国ドラマの感想です。
なんかこのブログ、それ専門と化している気がしますが……とりあえず、書いてみます。

今回のドラマは『トキメキ 成均館スキャンダル』です。
舞台は朝鮮王朝は正祖(別のドラマで主人公になっている王イ・サン)の時代。主人公キム・ユニは、女でありながら男と偽り、国営の学校である成均館(ソンギュンガン)へと入学します。そして、そこで出会ったイ・ソンジュン、ムン・ジェシン、ク・ヨンハらと友情を育むと共に、王からは10年前に失われた金縢之詞(クムドゥンジサ)を探すよう密命を受けるのでした。

タイトルとあらすじだけ見ると、まるで乙女ゲームのような感じですが、実際のドラマはコメディを主としながらも、シリアスな部分もある面白いドラマでした。
主人公のユニは、がんばり屋で、単純に可愛いからちやほやされるという感じではなく、むしろがんばる姿に、周囲の者たちも心を動かされ、味方になって行くという感じで、そこが見ていて好感が持てました。
彼女の視点からは、これはやはり、サクセスストーリーでもあると思います。
一方、ソンジュンやジェシンにとっても、彼女との出会いと、王から与えられた密命を果たすための試練は、成長のための糧だったのかなあという感じがしました。

ところでこのドラマ、出演者の中に、同じ歴史ドラマ『イ・サン』で、重臣たちの一人、チャン・テウの役を演じていらした方がいらしたのですが、こちらではちょっとコミカルな悪役を演じていて、見ていて楽しかったです。
ただ、最後で実は一番の悪役はこの人だったとわかって、ちょっとう~んな感じが。
まあ、ソンジュンの父を黒幕としないための配慮だったのかもしれませんし、たしかにこれまでも悪いことしているといえば、そうなのです。
でも、言動がなんとなくコミカルで……たとえば、娘にはすごく甘かったりとか、けっこうフツーの父親な部分もあったりで、黒幕っていうより、小悪党っぽい感じだったので、ええ~? な部分がありました。

あと、最終回の最後の方、その後の彼らの描写の、ユニにはちょっとなんで? と思いました。
いや、ソンジュンと結婚したことはいいんです。
これはもう、そうなって当然なんだし、ハッピーエンドでよかったなあと、見ていて胸を撫で下ろすと共に、ほほえましくもなりました。
が、ユニがユンシクとして成均館の先生をやるって、ちょっと無理があるんじゃないのかなあと。
そもそも、本物のユンシクは、じゃあどうなるんだとも思うんですよ。
だって、彼女がユンシクを名乗っている限り、本物は病気が治っても、表舞台には出られないですよね。
なんかそれじゃあ、弟があまりにかわいそうじゃないかって気がするのですが……。
で、ちょっと考えたのですが、これ、弟とユニが双子だったら、最後もっとすっきりすんなり行ったんじゃないのかなあと。
双子だったら、最終回で事件が解決してしばらくしたあと、二人は入れ替わり、ユニは本来の自分としてソンジュンの妻となり、ユンシクは成均館へ学生として入ると。
別人なんだから、多少の違和感はあるだろうけれど、そこはどっかでぶつけて記憶が飛んでるとかいうよくある話をして、あとはソンジュンたち三人とチョン・ヤギョンがフォローすれば、弟だってそんなに頭悪くなさそうだし、最後の先生になっているのも納得だし。
それに、時々、二人が入れ替わって、ユニがユンシクとして教壇に立っている、なんてふうにすれば、最後のところの痴話げんかシーンももっと楽しくなる気がするし。

などなどと、あれこれ考えたりする部分もありましたが、全体としては、とても楽しかったです。
微妙に、BL気分も味わえたりしますしね。
ということで、面白く見ることができました。

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