2015年のマイベスト

毎年書いているってことで、今年も書いておきます。
2015年のマイベスト

【アニメ】
1位  SHIROBAKO
2位  シドニアの騎士
3位  シャーロット
4位  ワーキング
5位  干物妹うまるちゃん
6位  ルパン三世
7位  ヘビーオブジェクト
8位  パンチライン
9位  放課後のプレアデス
10位  アルドノア・ゼロ

【ドラマ】
1位 キャッスル
2位 アロー
3位 孤独のグルメ5
4位 ロボサン
5位 情熱のシーラ

こんな感じでしょうか。
『SHIROBAKO』は、アニメの制作現場を舞台にした話ということで、とても興味深く楽しく見ることができました。また、3位の『シャーロット』は、最後をいったいどうまとめるんだろうと思っていたら、なんかめちゃくちゃ感動的なラストで、さすがだなあと思いました。今でも最終回を思い出すと、ちょっとうるっと来ます。
『パンチライン』もオープニングやタイトルから想像させる内容とはだいぶ違っていて、なかなか面白かったです。
『放課後のプレアデス』は、初めてちゃんと楽しんで見れたガイナックス作品ということで。
私、どうもガイナックスの作品とは合わないらしくて、一般的には名作と言われているものも、ことごとく途中で挫折してしまっていたのですが、これは最後まで楽しく見ることができたのでした。

一方、ドラマは、今年は韓国との関係があまり良くなかったせいか、面白い韓国ドラマには巡り会えず、そのかわりのように、海外ドラマが豊作でした。
『キャッスル』は、続けてシーズン2も来年から放送されるようなので、すごく楽しみです。
『アロー』も早く、シーズン2をやってほしいなあと思います。
『孤独のグルメ』と『ロボサン』は、何も考えずにただ笑って見られるドラマということで、3位と4位にしました。
あと『ロボサン』は、CG部分のロボットや街の精巧さと、コクピットでの少女たちの会話のギャップも楽しかったです。

Windows10 アップグレード

先日、Windows10のアップグレードがありまして、音声ガイドの『コルタナ』が使えるようになりました。

アップグレード自体は、一昨日のことです。
所要時間は1時間半ほど。
再起動してからが長い(私の場合は、30分ほどかかりました)ので、そんなに待ってられないという方は、いつ再起動するかのスケジュール予約をする方がいいかと思います。
私は、まさかそんなに時間がかかるとは思わず、すぐに再起動させてしまったがために、少しばかり後悔するハメになりましたが(;^ω^)

それはともかく、コルタナですが。
今のところは、スケジュールやリマインダーを登録したり、検索したり音楽を鳴らしたりといったことしかできないみたいで、パソコンでスケジュール管理などをやっていない私にとっては、なんかイマイチ使い道がないなあといった感じ。
あと、アプリの起動も今のところはメールソフトやブラウザぐらいのようで。
今日、試しにツイッターアプリを開かせようとしたら、ツイッターに関する検索画面になりました(爆)。

まあ、あれですね。
アニメとか特撮ものなんかでやってるみたいに、いろんなことをスムーズに聞いて動いてくれたり、相談じゃないけど、たとえば「AとBどっちがいい?」みたいな質問に答えてくれたり、みたいなのはまだまだ先のことだな~とは思いました。
とはいえきっと、この先少しずつでもバージョンアップがなされれば、できることも増えて行くのだろうなあとは思いましたが。

あと、アップグレードでスタート画面用のアプリとしてスカイプが入ったのですが、これがどういうわけか、ビデオ通話用とチャット用と電話用に分かれていて、面倒というか、デスクトップ用のスカイプを入れているのでいらないわ……という仕様。
そもそも、なんで三つに分けたのだろうかと不思議です。
グーグルは、以前は分かれていたのをハングアウトとして一つに統合したわけですが、どうせグーグルやマックのマネをするなら、そのままでおけばいいじゃないかと思った次第。
まあ、どうせ使わないだろうから、時間ができたらアンインストールしようかと思っています。

サイトの更新

昨日、小説サイトの方を更新しました。
短編を1本と、BL100題でやっている『残酷なおとぎ話』の23話をアップしました。

短編の方は、今年の4月にサービスが終了したSNG『紅炎のソレンティア』の世界観を元にしたもので、卒業したPCのその後のお話を書きました。
実はこれ、当初は全然違う内容の予定でした。
ソレンティアを含むアイン・ソフ・アウルの塔の存在が消えてしまって、その数十年後を舞台に、エルフの元にソレンティアにいる友人から手紙が届いて、彼と長老が塔はどこか他の次元に今も存在するのかもしれない――と考察する、みたいな内容にする予定だったのです。
が、最後にログインした時読んだ、エルフのフレンドさんだったお二方の日記の内容を思い出して、なんか……やっぱり、ソレンは今もかつてのままあるんだとするお話の方がいいか、と思い直しまして。
それで結局、ただの卒業後の話、とするに至りました。
しかも書き終わって、このままこの北の地での出来事とかなんとか、ポツポツとでも書いて行きたいなあという気になってしまったり(爆)。
まあ、そっちは実現するかどうかはわかりませんが。

あと、『神の眠る星』の読者さんには、ちょっと紛らわしい作品だったかもしれません。
が、読んでいただければわかるとおり、このエルフは『神の眠る星』に登場するキャラクターのキサ・バルバサとは別人です。
当時、ソレンティアにPC登録するにあたって、わりと気に入っていたこのキャラクターをほぼそのまま投下したため、PCと父親の名前が同じものになってしまっているのでした。

作品製作工程の動画

ムービメーカーでの動画作成練習も兼ねて、『リュウの行商人』展用の作品製作工程を動画にしてみました。
よくよく考えれば、紙を染めたりしているところを、最初からスマホのビデオで撮影しておけばよかったのですが、基本、出来上がった紙の写真しか撮っていなかったもので、なんかけっこうメタメタなシロモノですが。 
ただ、すでに作品そのものは手元にないので、とりあえずその姿もアップして起きたいという気持ちもあって、作成しました。
今年の春から夏にかけて、織人はこんなことしてたのか~というぐらいの気持ちで、見てやっていただければ、幸いです。


コンタクトの健診

今日は朝から、和歌山市の方まで、コンタクトの健診に行って来ました。
幸い、視力も落ちておらず目にも以上がなく、そしてコンタクトもきれいということで、30分ほどで健診は終わりました。
で、さすがに来てすぐとんぼ返りは嫌なので(特急で、そこそこ時間とお金をかけて行っているので)、買い物とお昼を駅周辺ですまそうと、あちこちうろうろして来ました。

まずは、和歌山MIOの中にある本屋さんへ。
トルコと日本が親交を深めるきっかけになった、エルトゥールル号の難破を題材とした映画『海難1890』のノベライズ本と、古事記を題材にした『姫神の来歴』の2冊を購入。
後者はたまたま手に取った本ですが、前者は地元の新聞でずっと映画の撮影状況やらロケのことやらが取り上げられていて、ちょっと気になっていた作品でした。
映画もたぶん、さすがに地元にも来ると思うので、来たら見に行きたいと思っているのですが。

そのあと、その隣の雑貨屋さん(300円ショップ)に入り、なんとなく店内を見ていたら、可愛い顔のあるヘラの入ったカトラリーセットを発見。
結局それと、前から欲しかった小さなまな板を買ってしまいました(;^ω^)
100均とかでもそうですが、この手の雑貨屋さんって、見るだけのつもりでも、入ると結局何か買ってしまうのですよね。

そのあたりで、近鉄百貨店の方に移動して、『アフタヌーンティー』さんで、食事をしました。
パスタにコーヒーか紅茶がついて来るセットだったんですが、パンもついて来て、こんなに食べられるの~? という感じでした。
なんとか食べましたが、お腹が苦しいぐらいで、あれはパンはいらないよなあと思いました。
いや、パスタもパンも紅茶も、めっちゃ美味しかったんですが、それゆえによけいに最後は苦しくて、味わうって感じじゃなかったのでよけいに。

お昼を終えて店を出た時点で、まだ次の列車まで一時間ぐらいあったので、とりあえず明日の朝のパンを買おうと地下へ。
エレベーターに乗ったら、降りた目の前がパン屋さんだったので(笑)、そこで買い物をして、あとは駅へと向かいました。

それにしても、最近ようやく気づいたのですが、私って、実は小麦粉でできたものが好きなんだなあと。
パンにパスタに、ラーメン、焼きそば。
たぶん、家に仏さんがあって、それへ供えるために毎日かならずご飯を炊かないといけない、なんてことがなければ、主食はパンになっているかもなあ、なんて気がするのでした。

それはともかく。
朝から天気が悪かったので、念のためにと傘も持って行ったのですが、使う必要がなくて幸いでした。
そのかわり、地元の駅についたらめっちゃ風が吹いていて、家までのバイクでの道すがらは吹き飛ばされそうになりましたけどね(;^ω^)

Windows10にアップグレード

本日、パソコンをWindows10にアップグレードしました。
無償でアップグレードできる、という話がネット上で流れ始めたころは、どうせまたアップグレードとか言って、今より悪くなるんだろうと思っていたので、8.1のままでいいや、と考えていたのですけれども。
というのも、前のパソコン、Vistaの時に、sp1にバージョンアップさせるのが、めっちゃ大変で、時間もかかった上に、バージョンアップしてから起動に30分もかかるようになって。
そもそも、パソコンを買い替えた理由も、その起動のあまりの遅さのせいだったぐらいなのです。
なので、せっかく新しいのを買って、起動も早いし、気持ちよく動いているんだし、それを今更……という気持ちが、めっちゃ強かったのですね。

ですが、9月になって、ちょっとした好奇心で10について検索してみると、アップグレード簡単だよ、2時間ぐらいでできたよとか、起動もこれまでと変わらないし、さくさく動いているよ、とブログなどで書いている方が多いのですよ。
しかも、これからは10を基盤としてバージョンアップして行く方向だという話もちらほら。
で、これはパソが新しいうちにアップグレードしておいた方が、楽かもしれないと考えました。
パソコンも機械ですから、OSやメモリーの問題ばかりではなく、本体そのものが古くなるとよけいに新しいのを入れるのが難しくなるんじゃないかと思ったのです。

というわけで、本日やってみたわけですが。
実質、かかった時間はダウンロードを含めても1時間ちょっとというところでした。
インストールが始まったら、1~2時間は放置と書いている方が多かったので、気持ちとしてはもっとかかるぐらいの覚悟で、洗濯干したり、買い物に行ったりしていたのですが――買い物から帰って来たら、画面は「ようこそ」に変わっていて、ログインすればいい状態になってました。
ログイン後、中で設定などやっているためか、デスクトップ画面に変わるのにしばらく時間がかかりましたが、そのあとはほんっとにこれまでと変わりません。
自分が入れたソフトもフツーに入っていて動きますし、メールもそのまま、デスクトップの設定(ショートカットなど)もそのままです。

あと、うれしいのはスタート画面が8.1以前のものに戻っていること。
表示はタイル表示なのですが、Windowsマークをクリックするとボタンに登録されているものとかが、スライドして上がって来ます。
はっきり言って、このパソを買って8.1のタイル式のスタート画面を見た時よりも、よっぽど馴染みがあって使いやすい印象です。

まあ、ずっと使っていればどんなふうになるかはわかりませんが、とりあえず今は特別問題になるようなこともなく、アップグレードしてよかったな~という感じです。

サイト更新しました。

文章サイトの方を、更新しました。
何か、久々ですが。
『失われし時の物語』の外伝に、短編『手紙』をアップしています。

この作品は、昨日まで「リュウの行商人」展で展示していたものの、中身です。
個人誌『竜にまつわる物語』にも収録されているものですが、すでに公開済みのものということで、サイトにアップしました。
いずれ時間ができたら、サイト内なりこのブログになり、実際の作品の方の写真もアップしたいと思っていますが、今は時間がないので、内容の方のみ掲載です。

あと、リンクページに「リュウの行商人」公式サイトを追加しました。
他にもリンクしたいサイトさんがいくつかあるのですが、これまた時間がないのでそれは後日ということで。

なお、個人誌『竜にまつわる物語』は、本日26日の20時から30日の0時まで、「リュウの行商人」のオンラインショップで販売されます。
たぶん会場ではあんまり売れてないと思うので(笑)、興味ある方は買っていただけるとうれしいです。
サイトにアップした作品の他に、『竜を探して』と『リュウの市場』の2本の短編が収録されています。

リュウの行商人展

昨日、京都で行われている『リュウの行商人』展に行って来ました。
この展示会は、22人の作家が二人ずつチームを組んで、『リュウ』をテーマに、その姿を描かず作品を制作するといった趣旨の展示会です。
私は、朱紋・朱々さんと組んで、異世界をベースに、商人の男性から娘への手紙を作らせていただきました。

さて、昨日の京都は午前中曇っていたこともあり、連日言われていたほどの暑さでもありませんでした。
ギャラリーは想像していたのより小さくて、ちょっとびっくりしましたが、全体が真っ白でいい雰囲気でした。
お邪魔して最初に主催の清水イズさんより知らされたのは、私の作品が売れたということで、二度びっくりです。
正直、売れるとは思っていなかったので「え? 本当に?」という感じでした。
でも、そう思っていただけに、本当にうれしかったです。

物販の個人誌は、なんか私のだけ表紙がピンクで他の方のシックな外装に較べて違和感というか、ちょっと悪目立ちしてた感じです(笑)。

他の方々の作品は、どれも実際に目にすることができて本当によかったと思いました。
絵にしても人形や造形物にしても、やはり実物には写真にはないインパクトというか、それそのものの力というものがあって、こちらにグイグイと迫って来るものがありますから。
そんな中、私が強い印象を受けたのは、織尋さん+アルセアさんの『竜の少女』と、サスキさん+ルミナスクラウドさんの『トルムディアへの扉』でした。
殊に、『トルムディア~』は、展示品を見た時から、なんかやられたな~って感じだったのですよ。
竜のいる『トルムディア』という世界のことを研究していた男性の、研究記録の断片と扉の造形物が展示されていたのですが、なんというか「こういうやり方もあったのか」みたいな。

ファンタジー作品って、いろんな作り方があると思うのですよ。
一つの世界を形作り、そこでの人々の生き様や歴史を描くものとか、こちらの世界の人間が異世界へ行くものとか、逆に異世界の人間がこちらに来るものとか。
そんな中でも、こういう、「行きたいけど行けない」「他の人間からは、そんな世界あるわけないと言われていた、それでも研究を続けていた」みたいなのって、私にはすごくロマンだな~と思えてしまうのです。
更に、買って帰ったCDを聞かせていただいたところが、めちゃ私の好みの音楽で、しかも内容的にこれ、その『トルムディア』なる世界での出来事になっているようで……展示と音楽、両方を見聞きすることで、世界が立体的に浮かび上がる仕組みなんだなあと、めっちゃ感動したのでした。
私、こういう多重構造の世界観には弱いみたいです(笑)。

もちろん、他の方々のコラボ作品も「こう来たか」「こう来るか」との驚きの連続で、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
ただ、作家としての自覚に欠けていたのと、緊張とで、あまりお客様とはお話できず、清水さんにもご迷惑だったかもしれません。
その点は反省しております。

あと、行くのを22日(今日)にしたらよかったとも、あとで思いましたね。
というのも、アルセアさんの弾き語りがあったり、他の作家さんもいらっしゃる予定だったりと、22日の方が楽しそうだったので。
まあ、それはしかたがないですが。

ともあれ、そんなわけで、いい刺激になりました。
もし来年、行商人展・第三弾もありましたら、今度は純粋に客として行って、じっくり楽しみたいと思ったことです。

映画『箪笥』

昨日、dテレビにて、韓国のホラー映画『箪笥』を見たので、その感想を書いてみたいと思います。
ネタバレありなので、まだ見ていない方や、(古い映画ですが)見てみたいと思われる方は、ご注意下さい。

物語は、病院の一室に、ずっとうつむいたままの少女が連れて来られ、その少女に医師が「何があったか、話してごらん」と話しかけるところから始まります。
で、ここから本題となるお話が始まります。
主人公のスミと妹のスヨンは、病院での療養生活を終え、家に戻って来ます。
そこで二人を出迎えたのは、美しい継母。
継母と姉妹の仲はうまく行っておらず、特にスミは、継母に反抗的です。
そんなわけで、あれこれと継母と姉妹の確執が描かれたあと、最後には意外な結末が――といった形になります。

ネタバレしてしまうと、この物語、大半がスミの妄想だったのですね。
妹のスヨンは、昔、箪笥で首を吊った実母を助けようとして、倒れて来た箪笥に押し潰されて死んでしまいます。
この時、家にいた家族は誰もそれに気づかず、ただ継母だけが気づいていて、彼女に反抗して出かけようとするスミに、「今行ったら、おまえは一生後悔することになる」と言います。が、結局スミは外出し、スヨンは死亡。
そしておそらくは、それを知ったスミは、心を病んでしまったということなのでしょう。

物語の中で、スミはスヨンを生きていると思い込んでおり、また自分が継母でもあるとも思い込んでいるようです。
ただ、スヨンに関しては、もしかしたら幽霊になってあの家にいる、という設定だったのかもしれません。
ともあれ、スミ、スヨン、継母という三人の登場人物は、実はいずれもスミ一人であり、父親がなんとなく傍観者的な感じだったり、突然継母に薬を渡したりするのは、だからこそだったのだなあと。

もっとも、映画を見ながら、早い段階からスヨンは実はいない人物なのではないか? とは感じていました。
というのも、父親が、話しているのはスヨンなのに、スミしか見ていなかったり、いつの間にかスミと話している形に変わっていたりというシーンがいくつかあったのですね。
あと、眠っている間に、スヨンが生理になったはずなのに、トイレにいるのはスミの方だったり、というのもありましたし。
ただ、継母がスミというのは、最後の方で「本物の継母」が登場するまで、ちょっとわかりませんでした。
継母が、袋詰めにした血まみれの誰かを引きずって行くあたりで、何か変だなあとは思っていましたけれど。

ところで、話の本筋とは関係ないのですが。
この朝鮮半島伝統の「人間を袋詰めする技」は、韓国ドラマを見慣れた今では、平気というか見慣れたものになってしまいましたが、初めて『宮廷女官 チャングムの誓い』で見た時には、ええ~っ! と思いました。
私、拉致事件とかで、子供ならともかく、大の大人をいったいどうやって誰にも知られず連れ去ったんだろうと、ずっと不思議だったんですよ。
でも、チャングムで初めてあれを見た時、「そうか、そうだったのか」とすごく納得しました。
見たことのない方のために、一応説明しておきますと。
後ろから忍び足で近づいて、人の身長より長い袋を頭からすぽんとかぶせてしまうのです。
後から突然近づかれたら、抵抗するヒマなんて、ありません。そのまま、足の方にある袋の口をグルグル巻きにして縛って、肩に担いではい、さよならです。
チャングムでは、一人が後からさるぐつわをはめ、一人が袋をかぶせるといった形でやってました。

で、この映画では、そうやって袋詰めした人間を、袋の上から殴打しまくるという。
いえ、実際に中に入っていたのは人形で、それは自分を継母と思い込んだスミの幻想ではあったのですが。
でも見ていて、「こんなところにも、あの袋が……」と思ったものでした。

……とちょっと脱線してしまいましたが。
タネが明かされてしまえば、なんてことのない話でしたが、映像や音楽はとても美しく、ホラーっぽい雰囲気もあって、その点ではなかなか面白い映画でした。
見終わったあと、検索してみつけた感想の中で、「一度見ただけでは、よくわからない」と書いている方がいましたが、たしかにそれはそう思います。
何度か見ることによって、また作品の解釈が変わって来たり、スミの心情への理解が深まったりするのではないかなあと、思ったりしました。

初めてのさぎょいぷ

先日、初めてさぎょいぷなるものをやってみました。
ちなみに、「さぎょいぷ」とはなんらかの作業をしながら、スカイプをやるというもので、私の場合は小説書きなので、書きながらしゃべるとか無理だよなあと以前から考えてました。
が、この日はたまたま、プロット作りの段階でして。
で、前日にこれもたまたま、「アートスカイプ」なる掲示板で見た、登録した人が24時間使えるカフェや図書館のようなスカイプ会議室というのの管理人の方にコンタクトしてみました。
スカイプ、しばらく使っていなかったのと、最初に使ってたのがスタート画面からのバージョンで、今使っているのがデスクトップ用ということもあり、なんかとんちんかんなコンタクトの仕方をしてしまったのですが(-_-;)、にも関わらず、親切に使い方を教えていただき、登録していただけました。

で、初めてのさぎょいぷそのものはというと。
とっても楽しかったです。
たぶん、たまたま同人系のマンガ描きの方がいらして、あれこれ話しかけていただいたおかげかと思います。途中、ネタに詰まって相談した時も、快く応じていただけて、初対面の方なのに、めっちゃ盛り上がったりもしましたし。
しかも、そんなふうに話しながらやったにも関わらず、プロットはちゃんと出来上がったので、自分でもほ~って感じでした。

が、やっぱり、小説そのものを書き始めると、これはダメみたいです。
昨日、ちょっと試してみようと、またその会議室に入らせていただいたのですが――みなさん、作業していてあまり話す人がいないにも関わらず、人の気配に集中できず。
結局、すぐに落ちてしまいました。
これはやっぱり、書いている時ではなく、写真の加工とかサイトの更新とか素材作りとか、なんか違う作業をやっている時の方がよさげだなあと思った次第。

ただ、さぎょいぷ自体は楽しかったので、また参加したいなと思ったことでした。

『紅炎のソレンティア』の終焉

昨日の12時で、SNG『紅炎のソレンティア』のサービスが終了しました。
4月30日で終了とは聞いていたものの、昼の12時に、とは知らなかったので、行ってみてちょっと愕然って感じでした。
たまたま前日にログインして、他の方の日記やイラストなどを見ていたので、それほどうわ~って感じでもないといえばなかったのですが。

私が通称ソレンと呼ばれるこのゲームにユーザー登録したのは、たしか2009年だったと思います。
作家の栗本薫氏が亡くなって、呆然としてネット上をうろうろしていて、サーパラでみつけたバナーをなんだこりゃとクリックしたところから、全ては始まったのでした。
2年ぐらいは、夢中でやってました。
こういうなりきり系のゲームって初めてだったし、すごく楽しかったのですよ。
ただ、自分自身のバカさ加減から人様に迷惑をかけて、そのあたりから徐々にゲーム内で発言することが怖くなり、前ほどアクティブに動かなくなりました。
それでもゲームをやめなかったのは、何人かのフレンドさんのおかげだと思います。
ですが、次第に仲良くしていたフレンドさんたちが動かなくなって行き、私もそのキャラを動かすのに疲れて来て、結局、最初に登録していたキャラは卒業させてしまいました。
そのあとに登録したキャラクターも、1年ほどで卒業させてしまい……昨年は結局、秋ごろに新キャラを作ったものの、まったく動かないまま……昨日という日を迎えてしまったのでした。

ソレンがさびれて行ったのには、いくつか理由があると思います。
一つは、Twitter。
キャラアカウントを作って、そっちでやりとりして、ソレン本体の日記はほとんど書かないというユーザーが増えたせいではないかと思います。
ソレン内でTwitterのアカウントとの連動なり、Twitterのような機能なりをつけてくれれば、戻って来る人もいたのでは? という気もしますが、結局そういった機能がつくことはありませんでした。
もう一つは、2011年の東日本大震災。
推測でしかないですが、被災してゲームどころではなくなってしまったユーザーさんもけっこういたのでは? と感じます。
とはいえこれは、もうしかたのないことではありますけれど。
あとは、ネット上で見かけた噂のようなものですが、運営側の人手不足の問題なんかもあったようです。
実際、昨年の夏ぐらいから、ユーザー宛てのメルマガも来なくなり、運営主催のイベントも新しいADVも、まったくなくなってしまったようです。
私はちょうどハロウィンの時期あたりに新キャラを作ったのですが、サウィン祭のイベントはもちろん、クリスマスのNPCとのプレゼント交換もなくて、「ああ、これはもしかして、サービス終了が近いのかな」と感じたものでした。
だって、ハロウィンとクリスマスって言ったら、けっこう大きな行事で、かき入れ時じゃないですか。
そんな時期に何もやらないって、変じゃないですか。

そんなふうにいろいろ思うものの――
やっぱりこうして実際になくなってしまうと、寂しいなあと感じます。
ユーザーさんの中には、サービスは終了しても、ソレンの世界は続いていると考える方も多いようです。
私も、どっちかというと、そんな感じかなあと。

あと、最後にログインした29日の日に、かつてのフレンドさんがとっても素敵なSSを書いていらして、それを見て、最初の登録キャラを卒業させずにこの日を迎えればよかったと、ちょっと後悔したりもしました。
他にももう一方、やっぱりぐっと来る日記を上げてらっしゃる元フレンドさんがいて、その二つを見て、「ここで、あのキャラで過ごせてよかった。このキャラさんたちと出会えてよかった」とも、改めて思いました。

ともあれ。
サービスは終了し、私たちの遊び場が一つ、ひそやかに消えて行ったのでした。

作品の下書き

そろそろ、【リュウの行商人】用の作品も、作り始めねば……ということで、先日からぼちぼちと下書きをやっています。
展示作品にするということで、今回は手書きする予定なのです。
が、現在、指が絶賛痛み中でして、これで書けるのか? とちょっと思ったりしてます。
自前で印刷するのは、プリンターを持ってないので、最初から考えてません。
まあ、今なら、オンデマンドで安く印刷してくれるところ、いろいろあるみたいですけれども……せっかく、『展示物』として作るんだったら、手書きにしたいな~と思いまして。
一応、自分的コンセプトが『手紙』だったりするのもありますし。
というわけで、下書きができたら、少しずつ手書きして行こうと考えてます。

今回は物販もあるとのことで、できれば【リュウの行商人】にちなんだ新作を本にして販売したいなあと考えております。
昔作った個人誌も、残っているのがあれば、販売するかもしれません。が、これは探してみないと、ちょっとわからないですね。
過去の個人誌の在庫は、ほとんど捨ててしまったので。

あと、開催日にもよりますが、できたら京都、行きたいと考えてます。
で、前にTwitterかなんかで、展示会とか同人誌の即売会とかって、名刺を交換するって話を読んだ気がするんですが……本当なのかしら。
本当なら、作らないとな~とちらっと思ったりしています。
そして、もし名刺を作るとしたら、この年にして人生初の名刺になります(爆)。
いや、リアルでも、今まで名刺なんて必要な仕事に就いたことがないもので。
それはそれで、楽しみかもですが。

ともあれ、初めてのことだらけですが、がんばって先に進めて行こうと思います。

冬のアニメの感想

遅くなってしまいましたが、冬のアニメの感想などを、少し書いてみたいと思います。
ちなみに、冬のアニメで視聴していたのは、以下のとおりです。

『暗殺教室』
『夜ノヤッターマン』
『寄生獣 -セイの確率ー』
『クロスアンジュ』
『ジョジョの奇妙な冒険』
『ユリ熊嵐』
『アルドノア・ゼロ』
『ガールズ&パンツァー』
『四月は君の嘘』
『辛腹グラフティ』
『ローリングガールズ』
『SHIROBAKO』
『ロボサン』(アニメというより、特撮ですが)

一番面白かったのは、『SHIROBAKO』です。
アニメの制作現場という舞台も興味深いものでしたし、主人公たちのがんばりが、見ていてすごく好感が持てました。
たぶん、全てが本当のことではないと思うのだけれども(ドラマティックにするために、いくらかはフィクションが入っているだろうなあと)、それでも、「自分が今見ているアニメたちも、こんなふうにして作られたのかなあ」なんて思ったりして、すごく見ていて楽しかったです。

案外、まともな終わり方だったのは、『アルドノア・ゼロ』ですか。
もっと、悲惨な終わり方になると思ってました(爆)。
まあ、あれで登場人物たちが幸せかどうかは、わからないですが……でも、それぞれある程度は希望を果たせた気がします。

『クロスアンジュ』も、途中からけっこう面白くなりました。
最後は、なかなかよかったと思います。
マナがあった方の地球で、アンジュの妹がリーダーっぽい感じになっていたのを見て、兄よりは骨があったんだなあ、やっぱりアンジュの妹だけはあると、思ったりしました。

『ユリ熊嵐』は、例によって例のごとくの独特の感性で描かれていて、最後もイマイチわからなかった部分もありますが、以前の『回るピングドラム』よりはまだ、たぶんこういうことなんだろうな~とぼんやりとでも、わかった分、わかりやすい内容だったんだろうなあとは思います。
単純に、熊の絵がすごく可愛くて、内容はともかく、絵を見るとほんわかしました。

アニメじゃないけど『ロボサン』は、めちゃ面白かったです。
ロボサンのグラフィックの凄さと設定、その操縦室とパイロットになった少女たちのギャップがあまりにもあまりにもで、内容も毎回、ただのガールズトークというか、少女たちの内輪もめ? で。
でもそれが、難しいこと考えずに、ただ笑って見るにはすご~く適していて、楽しい番組でした。

『ガールズ&パンツァー』も面白かったですね。
設定がぶっ飛んでたし、女の子たちが可愛くて、かっこよかったです。

以上、感想でした。

映画『プレアウィッチプロジェクト2』

少し遅くなりましたが、先日、dビデオにて映画『ブレアウイッチプロジェクト2』を見たので、それについて書きたいと思います。

前作の映画『ブレアウイッチプロジェクト』は、知っている方もいるかと思いますが、魔女の噂を調べに行った大学生たちが行方不明となったあと、その彼らが調べていた場所から発見されたドキュメンタリービデオといった設定で作られた映画です。
たとえていえば、テレビの心霊特番の映像をもっとストイックにしたような作品で、しかも最後は唐突に終わるという、『映画』としてみれば、なんじゃこりゃ? なものでした。
ただ、この映画、その設定そのものを含めて楽しむ作りになっていて、そこを楽しめる人には、なかなか面白い作品だと言えるのではないでしょうか。

で、その続編というか、2作目として作られたこの映画の方は。
前作の映画で有名になり、観光スポットと化したパーキッツビルで、映画の舞台を巡るツアーを計画した青年が、それに応募して来た男女四人と共に、ブレアの森に入り、前作の舞台となったラスティン・パーの屋敷跡で一夜を過ごします。ところが翌朝起きると、自分たちの荷物はめちゃくちゃにされ、しかも夜何があったのか、誰も覚えていないという事態に。
更に、妊娠していた参加者の女性がいきなり出血して病院で流産する騒ぎとなります。
女性が退院したあと一同は、ツアーを計画したジェフの家で宿泊することになるのですが、そこでもさまざまな奇怪な出来事が起こります。
やがて彼らは、ブレアの森で起こった惨殺事件の犯人として逮捕されますが、彼らが無実の証拠だと訴えるビデオテープには、彼らが体験したのとは異なった出来事が記録されていたのでした――。

設定含めての作りとしては、私は1作目の方がよくできていたと思います。
この2作目は、ようするにただのホラー映画で、たとえば実際の心霊スポットとかを題材に映画を作ったような、そういう感じに私には思えました。
映像的には、きれいだし、雰囲気もあるしで、悪くはないと思いましたが。
内容に対しての解釈は、二通りあると思います。
一つは、ジェフたちが体験したことの方が本当であり、ビデオの内容はそれこそ魔女の力によってゆがめられたものである、というもの。
もう一つは、ビデオの内容の方が本当で、彼らは超自然の力によってそれを体験した内容の方にすり替えられていた、というもの。
私は、後者の見方をしています。

もっとも、映像で見る限り、彼らが森で出会った他のツアーの参加者を殺したり、ジェフが自分のツアーの参加者を殺したりしたのは、なんらかの動機があってのことではなくて、たぶん、魔女に乗り移られ、動かされていたからという解釈なのでは、とも思いますが。
というのも、彼ら、作中のビデオの中では裸でいることが多いのですが、その体のあちこちに痣があるのです。
そして、魔女は体に悪魔から与えられた魔女の印の痣があると言われます。
なのでたぶん、これはそういうことなんじゃないのかなと。
何かに体を乗っ取られている状態というのは、いってみれば当人の意識はない状態かあるいは半覚醒で夢を見ているような状態じゃないかと思うのですね。
つまり、映画の中で彼らの体験として出て来るものは、彼らがその夢の中で見たものであって、実際に起こったこととは違っていたと。
で、実際に起こったことは、ビデオという、夢を見ることのない機械の目によって捕らわれ、記録されていたということなのではないかと。
あくまでも、私的な解釈ではありますが。

ともあれ、それなりに面白くはあったけれども……う~ん、まあ、こんなものかという感じではありました。
少なくとも、映画館で高い料金を払って見たいと思えるものではないなあというのが、正直なところです。

企画展【リュウの行商人】に参加

昨日、正式に発表がありましたが、企画展【リュウの行商人】への参加が決まりました。
昨年の、【ツノの行商人】の時から、なんとなく気になってはいたのですが、絵師さんたちだけの企画だと思っていた(というか、昨年のはそうだった)ため、文字書きの私が参加とか無理だよな~とか思っていたのです。
が、今年は、絵以外のことをやっているクリエイターも参加可ということで、応募させていただき、参加させていただくことになったわけです。

とはいえ、実質的にはまだ、どういう形にするかとか脳内にモヤモヤと霞のようにイメージがあるだけです。
なにしろ私、同人誌の即売会ですら、大昔にほんの一回ちょろっと出たことがある程度の人なので。
そもそも、文章で表現しているものを、どうやって「展示」できる形にしたらいいのか。
すぐに思いつくのは「本」ですが、ストレートすぎるのも、ちょっと面白くないかなあということで……他の形を考えてみたりしています。

参加が決まった他の方々の作品も楽しみですし、竜大好きな私としては、今からすごくわくわくしているのでした。
ともあれ、がんばりたいと思います。

ドラマ『名探偵ミタライ・傘を折る女』

昨夜は、島田荘司さんの書かれる名探偵・御手洗潔を主人公としたドラマ『名探偵ミタライ・傘を折る女』の放送がありまして、見ました。
いや、なかなか面白かったです。
ドラマ自体は読んだことのない作品を元にしたものだったので、どう違うのか、どう同じなのかわからないのですが。
何より御手洗さんが、いかにもらしくてよかったです。石岡くんとのやりとりも、原作を彷彿とさせてくれましたし。

短編はそこそこ数あると思うので、毎週放送してくれればいいのになあと、ちょっと思ったことです。
刑事たち二人も、悪くない感じだったし。

それはそうと、原作では御手洗さん、日本に戻って来ているのかなあとドラマを見ていて、思いました。
私が読んだことのある分では、基本、短編は御手洗さんが日本にいた時の――つまりは、昔あった事件って形になっていたのですよね。
昨夜のドラマは、「今の日本」が舞台だったように見えました。が、それはドラマ化するための便宜上のものかもしれないし。
アニメの『寄生獣』とかでも、そうじゃないですか。
本当は、パソコンも携帯電話もない時代の作品だけど、アニメでは舞台を現代にしてあるので、そういうものがフツーに出て来る。
それと同じで、原作では2000年より前の事件でも、ドラマ化にあたって現代にしてあるのかも、なので。
まあ、このあたりは、原作の『傘を折る女』を読めばわかることでしょうけれど。
私的には、日本に戻って来ているんならいいなあと思います。

そんなわけで、楽しく見つつも、久しぶりに原作を読みたくなったドラマでした。


素材サイト更新

本日、素材サイトを更新しました。
CSS用の壁紙を6種類、35点アップしました。
一部をこちらにも、アップしておきます。





興味ありましたら、覗いてやっていただけると、うれしいです。
サイトはこちら→http://moon.websozai.jp/

『仮面ライダーブレイド』ドラマCD

23日に発売された、『仮面ライダーブレイド』のドラマCD『切り札の行方』についての感想です。
途中、ネタバレやBL発言がありますので、そういうのがイヤな方は、ご注意下さい。

冒頭の相川のモノローグあたりでは、「相川ってこんな声だっけ?」などと、微妙に違和感を感じたりしていたのですが……そこから、睦月の現在の様子に移り、橘の現在へ――と話が進んで行くにつれて、違和感はなくなって行きました。
かわって私を支配して行ったのは、なにやら何年ぶりかの「萌え」でした。
最初は、睦月が橘に話しかける口調とか、そのあたりに、でしたか。
その前の、職場の後輩と話してる時と、なんか全然口調が違うんですよ。めちゃ、甘えた感じというか。
それでもまだ、そのあたりでは「10年経っても、橘は先輩というか師匠なのね」ぐらいに思っていたのですが、徐々に萌え萌えして参りました(爆)。

その萌えが最高潮に達したのは、剣崎と相川が再会するシーンでです。
その前の、剣崎がバイク屋の主人と話しているシーンも、かなりアレなのですが、この再会シーンあたりではもう私、マジにパソの前で怪しい踊りを一人踊っておりました(爆)。
ちなみに私は、今も本編放送中も、相川×天音の人でして、剣崎はあくまで「友人」というスタンスでした。
最終回を見た時も、「剣崎と相川でカップリングしている人たちにとっては、美味しいネタだろうな~」と心のどこかで思ったぐらいには、二人の関係に関しては冷静でした。
なのに、です。
それなのに、ここのシーンでは本当に自分でも信じられないぐらい萌えてしまって、ひーって感じでした。

まあ、再会は結局は夢オチだったのですが、そのあとの電話のシーンがまた。
無言なのに、なんで剣崎からだってわかるんだよ~! とか、剣崎も何か言ってやれよ~! とかとか、思いつつパソの前で怪しい踊りを――(爆)。

脚本が女性の方であるのも、関係あるのかもしれませんが、聞き終わった直後の感想は「公式がBLやってる」でした。
いやもちろんそれは、私の脳みそに悪い菌が巣食っていて、久しぶりに活動しているだけなんだろうとは思うのです。
たぶん、こんな菌を飼ってない女性や、男性のファンの方が聞いたら、普通に普通の友情ものとしか聞こえないのかもしれません。
でも、私的にはまさに、そんな感じでした。

CDを予約した時には、「とりあえずブレイドだし、買うだけ買うか」ぐらいの気持ちで、実のところ、それほど期待はしていませんでした。
映像作品ではなく、音声のみになったのも、おそらくは役者さんたちが10年経って外見などが変わってしまったせいだろうなあとも思っていましたし。
実際、届いたCDは、かなり安上がりなシロモノではありました。
本放送時のオープニングテーマなども使われておらず、四人の役者さん+ナレーター兼バイク屋の主人役の鈴村さん以外は、知らない役者さんばかり。
ブックレット等も入っておらず、キャストやスタッフ名の書かれた紙が一枚のみ。
外装だけだと、こんなすんごいものとは、とても思えません。
でもでも、中を聞いたら、マジで予約しといてよかった~と思いましたよ。

ちなみに、剣崎役の椿さんは、相変わらず口回ってないな~なんてことも思いましたが(爆)、でもかえってそれが、聞いてて「ああ、本当に剣崎なんだ~」という気持ちにさせてくれました。
あと、けっこう声が若いですよね。
剣崎と相川は、10年経っても年取ってないって設定ですので(二人ともジョーカーなので)、その点、違和感なくって、そこもいいなと思いました。

ところで、これはやはり、DVDとかのボックスを出す前ふりなんでしょうか。
昨年末にこのドラマCDが出るって知った時も、どうして? と思ったのですが……これ聞いたら、ファンはやっぱり、ボックス欲しくなると思うんですよ。
いや、むしろボックス出してくれ、という気になるんじゃないかと。
少なくとも、私はそうでした。
放送終了時は貧乏だったため、DVDをそろえることもできず、多少マシな経済状態になってから、ムック本を買うにとどめただけだったので、ボックスが出たりしたら、今度こそはゲットしたい――そう強く思ったCDでした。
と同時にこのCDは、私に勇気というか希望? を与えてもくれました。
私の萌えは完全に萎えて消えてしまったわけじゃなく、いつかきっと、創作意欲と共に戻って来るのだ――という。
ともあれ、久しぶりにいいもの買った、という気持ちにさせられた、すばらしいCDでした。

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